一変数の微分積分の計算や、線形代数の線形空間や固有値のところまではわかるようになってきた。前期は微分積分学についていくのにいっぱいいっぱいで自分の世界を広げることができなかった感があるので、後期からはもっと自分の世界を広げていけるとよいと思う。
具体的には
個人的にフ―リエ解析と確率論にはなかなか興味が湧いてきたので、その前提知識となるルベーグ積分はトライしたいと思っている。以前、わんこら氏がリーマン積分をすっ飛ばしてルベーグ積分を学習したという話をしていたので大丈夫だろうと信じて進む...参考書は入門の定番として有名な『ルベーグ積分入門』(伊藤清三)を購入しようと思っている。
・線形空間
夏休みの間に齋藤正彦の『線型代数入門』を使って、ベクトル空間の公理から、行列の演算の力を借りて「任意の線形写像は行列と対応する」「次元の一意性」「次元の定理」「部分空間と直交補空間の直和はもとの空間と一致する」「正規変換に対する固有空間は直交し、直和をなし、固有ベクトルは正規直交基底をなす」(それぞれ定義と条件があいまいだが許してほしい、)などの直観では説明しがたい、驚くべき定理を次々と証明していく鮮やかさに惹かれ、ぜひもっと高度な線形代数を勉強してみたいと思った。斎藤毅の『線形代数の世界』もよいとおもっていたが、立ち読みして前提知識を吟味した結果、池田岳の『テンソル代数と表現論 線型代数続論』を購入することにした。
・確率過程・確率論
まだ全く始めていない分野である。昔古本屋で買ったまま読んでいなかった『確率・統計入門』(小針晛宏)がパラパラめくっているととても面白いことを悟ったのでこちらを極めたい。